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ねえ、スイミー

そっと線をなぞって
編んでくれた星座たち
この焦がれは 消えない

たゆたう水面に
あまねく星空
光の花束のよう

教えてくれたね
乗り出しキミは言う
「いくつも不思議が
散りばめられているよ」

おとぎ話のように
まるで嵐のように
そうさ僕ら出会って
重ねたんだ メモリー

そっと線をなぞって
編んでくれた星座たち
忘れないよ キミと見た景色 
この焦がれは消えない

静寂をかき消す
誰かの呼び声
今でも こだましてる

怯えていたんだ
夢見るジレンマ
それでも行くんだ
黒い目を見開いて

ページめくった瞬間
目眩く その瞬間
なんてことない今日に
芽吹きだすファンタジー

大丈夫だよ だって
ずっと僕ら自由だから
迷わないさ 波が導いてる
綴じた日々の向こうへ

遠のいてくもの
失くしたくないもの
ぎゅっと抱いたその先に
祝福を

おとぎ話のように
そうさ僕ら出会って

どんな過去も未来も
後悔も臆病も
全部ぜんぶ抱えて
重ねるんだ メモリー

そっと線をなぞって
編んでくれた星座たち
忘れないよ キミと見た景色
胸の奥に閉まって

まだページは続くよ
この焦がれは消えない

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